『人形館の殺人』綾辻行人 感想
前語り
どうもこんばんは、ドノウエです。
ポケモンGO記事の合間に現れる、本の感想記事のお時間です。
まあ、まーた読んでから日がだいぶたってしまったんですけども。
さて、今回感想を書いていくのは、『人形館の殺人』綾辻行人です。
記念すべき(?)第1回で書いた感想記事である『迷路館の殺人』と同様いわゆる「館シリーズ」の第4作目にあたります。
とはいっても続き物ではないですが。
前回の記事はコチラ。
※なるべくネタバレはしないように配慮していますが、ネタバレになっているかもしれない怪しいラインの表現が出てきます。その点はご了承ください。
※感想部分に関しては敬体でなく常体で書かせていただきます。
あらすじ
父が飛龍想一に遺した京都の屋敷―顔のないマネキン人形が邸内各所に佇む「人形館」。街では残忍な通り魔殺人が続発し、想一自身にも姿なき脅迫者の影が迫る。彼は旧友・島田潔に助けを求めるが、破局への秒読みはすでに始まっていた!?シリーズ中、ひときわ異彩を放つ第四の「館」、新装改訂版でここに。
【「BOOK」データベース】
感想
あらすじにもそう載せられていたように、結局「異彩を放っている」というのが1番の感想になってしまうのかもしれない。
そもそも、「館シリーズ」と1つのシリーズとして銘打っているが、ここまでの4作1つとして同じ進み方ではない。(『十角館』は島と本土の展開、『水車館』は現在と過去との展開、『迷路館』は作中作、『人形館』は飛龍想一の語りによるもの)
もちろん、探偵役の島田潔や、中村青司が物語に絡んでくるなど共通点は多いのだが。
ネタバレを避けるように書くと、シンプルに「面白かった」の一言で終わってしまうのだが、『迷路館』に引き続き、またやられたなという感じであった。
読み進めながら、「トリックは全然わからないが、まあ普通に考えてこいつが犯人でしょう」とぼんやり考えながら読んでいたが、そんな甘い展開ではなかった。
とはいえ、話を読み進めていく中で違和感があり、その違和感の正体が答えに繋がったので、『迷路館』に比べるとそこまでの驚きはなかった。
むしろ、少々展開が強引ではないか?ぐらいに感じた。
『迷路館』は読んでいて衝撃のあまり鳥肌が立つくらいだったので、その次の作品と考えるとちょっと物足りない。(面白くないわけではない。)
私の感想としてはそんな感じ。
終わりに
せっかく早い段階で読み終わっていたのに、気づけばまた読み終わってから1週間ほど過ぎているので、もっと早く感想記事を上げるべきですね。
まあ、ポケモンGOがメインとなってきている今、この感想記事に需要があるのか?と問われると微妙なところですが…
そもそも、ポケモンGOの記事だって需要あるのか?
需要がなくても、続けていくつもりですけどね。
さて、読んでから記事を書くまでに1週間も空けていたら、早くももう1冊読み終わりそうです。
次回は『恋のゴンドラ』東野圭吾で感想記事を書く予定です。
果たして、読み終わってすぐに感想記事はアップされるのだろうか………。
本日はここまで。
ドノウエ