ゴマの教室

中日ファンのドノウエ氏と阪神ファンのノウミサンがポケモンGOの話をするブログ。たまに野球の話もするし、全然関係ない話もする。

『メインテーマは殺人』アンソニー・ホロヴィッツ 感想

 

前語り

どうもこんばんは、ドノウエです。

最近はポケモンGO関連のブログ以外滅多に書くことがなくなってしまっているのですが、今日は久々に本の感想です。

なんと、本の感想記事を書くのは実に約1か月ぶり。

まあ、読み終わっていたのは結構前ではあったんですがね、何だかんだと後回しにしてしまったのでこんなにも久しぶりになってしまいました。

 

さて、今回感想を書いていくのは『メインテーマは殺人』アンソニーホロヴィッツです。

以前にこの作者の別の作品であるカササギ殺人事件』が2019年本屋大賞翻訳小説部門で第1位を含め、5冠をとったとかで話題になってたので衝動買いをし、その『カササギ殺人事件』より面白いという触れ込みだったので、こちらも衝動買いしてきました。

まあ、「前作より面白くないです!」なんて触れ込みで売られてたら買う人が減ってしまうので、「前作より面白い!」という触れ込みになるのは当然のことなのかもしれませんが。

 

※なるべくネタバレはしないように配慮していますが、ネタバレになっているかもしれない怪しいラインの表現が出てきます。その点はご了承ください。

※感想部分に関しては敬体でなく常体で書かせていただきます。

 

あらすじ

自らの葬儀の手配をしたまさにその日、資産家の老婦人は絞殺された。彼女は、自分が殺されると知っていたのか?作家のわたし、ホロヴィッツはドラマの脚本執筆で知りあった元刑事ホーソーンから、この奇妙な事件を捜査する自分を本にしないかと誘われる…。自らをワトスン役に配した、謎解きの魅力全開の犯人当てミステリ!7冠制覇の『カササギ殺人事件』に並ぶ傑作!

「BOOK」データベース】

 

感想

はっきり言って、良い。何が良いって物語の構造が良い。

あらすじにもあるように、自らの葬儀を手配したまさにその日、資産家の老婦人が殺されてしまう。この「葬儀を手配した日に殺された」というのが、より一層事件の不思議さを増してくる。そして、ここが気になって仕方がない。

物語の構造として、助手であるホロヴィッツの視点で描かれる。こういった場合は助手の目から見たその探偵の魅力を描いていくようなものだが、本作は全くの逆。ホロヴィッツにとってホーソーンはとっつきにくい存在であるし、謎めいた部分が多いまま話は進んでいく。しかし、そんな2人に引き込まれてしまう。

 

翻訳小説は日本人作家だとあまり使わないような言い回しが多く(訳しているのは日本人だが)、自分としては苦手意識もあったのだが、それ以上に次の展開が気になる話であった。もっと今後は海外の翻訳小説も買ってみるのもいいのかもしれない、そんな風に思わせてくれる作品であった。

 

終わりに

やっぱり、読んでからすぐに感想を書かないと、ざっくりと全体像をなぞるだけの感想しか書けないな。というような感想になってしまいました。

犯人の話も、トリックの話も、動機の話も一切していませんが、ネタバレを避けるためにわざとやってるということで許してください。

 

今度から感想はすぐに書くようにします。

まあ、ノートに簡単に残していた感想にも、犯人の話も、トリックの話も、動機の話も一切してなかったんですけど。

 

ではまた次回。

ドノウエ